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2021_0611_073608_01 大阪方面に向かう通勤準急と京都方面に向かう準急

写真: 2021_0611_073608_01 大阪方面に向かう通勤準急と京都方面に向かう準急

写真: 2021_0611_074435 通勤快急 写真: 2021_0611_072904_01 ライナー

京阪では「特急」と「準急」が最もポピュラーな種別になります。
朝のラッシュ時は大阪方面は準急に代わり「通勤準急」が運転されます。「準急」との違いは「守口市」を通過することだけです。

京阪電車は大阪寄りの萱島〜天満橋が複々線になっており、天満橋から先も本線と中之島線が土佐堀川を挟んで100mほどの間隔で並行しており実質的に複々線になっています。このうち通過列車のある萱島〜京橋間は同じ方向の線路を急行線と普通線に分けて使う方向別複々線方式になっています。守口市はこの区間の丁度中間にある駅で、通常は快速急行以下の列車の停車駅ですが、朝ラッシュ時は急行線上で列車を止めると列車の間隔を詰められなくなり、また前がつかえてスピードも落ちるので、急行線を走る列車はすべて通過となります。
そのために設定されている種別が通勤快急と通勤準急になります。

このおかげで萱島〜京橋間はラッシュ時でも2分を切るか切らないかの間隔で100キロを超える速度での運転が可能になり、複線区間で見られるようなラッシュ時のノロノロ運転が起きず、昼間とあまり変わらない所要時間で大阪市内まで行くことができます。

ただ、その背反で列車の種別が多くて解りにくい、という欠点は否めません。ですが2008年、中之島線開通まではもっとひどく、現在の通勤快急・快速急行・急行に当たる種別は全部急行、通勤準急・準急はどちらも準急で、同じ種別でも時間帯と曜日で停車駅が変わるというそれこそ「地元民でしか乗りこなせない」状態でした。
2008年のダイヤ改正時にこれを解消して列車種別に対して停車パターンはひとつだけ、と改められましたが
その結果、今では快速特急・ライナー・特急・通勤快急・深夜急行・快速急行・急行・通勤準急。準急・区間急行・普通と営業列車だけで11種類もの種別が走ることになりました。
それでも過去を知る地元民にはとっても解りやすくなった京阪電車です。

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コメント (11)

  • kame

    阪急京都線も色々あって今だに判らないのですが京阪はそれ以上なんですね。ところで前から思ってたのですが JRは快速、新快速という名称ですが、私鉄系は準急、急行という名称が多いですよね。何か理由があるのでしょうか?そうそう、昔の阪和線には快速よりも停車駅が多い「直行」というのもありました〜

    2021年6月19日 08:44 kame (12)

  • キューチャン

    BPさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年6月19日 16:22 キューチャン (36)

  • キューチャン

    honda-Zさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年6月19日 16:22 キューチャン (36)

  • キューチャン

    kameさん
    ☆とコメントありがとうございます。
    阪和線の「直行」というのはいいところ突いていますね〜。
    すいません。いつものようにこの手の話を語り出すと止まらなくなるので以下は適当に読み飛ばして下さい。

    私鉄の方は我が道を行くで、我らが最速列車には「特急」、場合によっては「超特急」次点には「急行」さらに「準急」と機嫌よく名付けていました。
    ところが守備範囲の広い省線→国鉄→JRには紆余曲折の歴史があります。
    昔は動力のついた電車は騒音や振動の問題であまり長時間乗車に向いておらず、専ら長距離は機関車が動力のない静かな客車を引っ張る列車(所謂汽車)と、役割分担がはっきり分かれていました。
    その時代には国鉄(省線)にも急行料金が要って機関車の引っ張る長距離の急行列車と、タダで気楽に乗れる急行電車があり、歴然と区別ができていたようです。(有料の特急列車・準急列車もありました。)
    京都〜大阪〜神戸間にも私鉄に対抗したタダで乗れる「急電」が走っていたそうです。
    http://photozou.jp/photo/show/251552/245660806
    ところが昭和30年代に入ると技術が飛躍的に進んで電車でも無動力の客車に遜色のない居住性が得られるようになり

    2021年6月19日 18:18 キューチャン (36)

  • キューチャン

    逆に重たい機関車のある客車列車より重量が分散されている電車の方が線路にかかる負担が小さくてスピードが出せるので
    東京〜大阪間の電車特急「こだま」をはじめ長距離の急行にも急速に電車が使われるようになり、やがて「電車」は新幹線にまで進歩します。
    こうなってくると同じ電車でも有料の急行と無料の急行が混在することになり、わけが分からなくなってきたので、国鉄全体として従来の無料の急行などは「快速」という名称に一斉に整理されました。(快速は無料の普通列車の速達サービス列車、という位置づけです。)
    関西の新快速や関東の特別快速は並行する私鉄との対抗に迫られて快速の上位の派生種別として、その後に追加されたものです。

    阪和線は戦前に阪和電鉄という私鉄が造ったもので、京阪も資本参加しており、新京阪鉄道(阪急京都線)と同じコンセプトで人口の少ない空いたところにまっすぐな線路を敷いてぶっ飛ばす、というコンセプトでしたので阪和電鉄時代には「特急」はじめ「急行」「準急」など優等列車をいろいろ走らせていましたが、戦時中に国に買収され阪和線となりました。

    2021年6月19日 18:18 キューチャン (36)

  • キューチャン

    買収後もしばらくは「特急電車」「急行電車」などという種別で走っていましたが、紀勢本線の急行列車の乗り入れもあり、同様の理由で改称されることになりました。

    ところが「特急電車」に原則通り「快速」の名称を割り当てたまではいいが「急行電車」「準急電車」の名称がなく、「急行電車と準急電車」を纏めて「直行」という名称を考え出したようです。今の区間快速がその流れを汲んでいます。

    私鉄内で似た例としては近鉄奈良線があります。昔は奈良線には無料の特急が走っていましたが、奈良線にも有料の特急が走るようになってから従来の特急は快速急行に「格下げ」されています。

    2021年6月19日 18:18 キューチャン (36)

  • キューチャン

    中古のふさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年6月19日 18:34 キューチャン (36)

  • キューチャン

    nossさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年6月19日 18:34 キューチャン (36)

  • キューチャン

    みなみたっちさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年6月19日 18:34 キューチャン (36)

  • キューチャン

    canaryさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年7月3日 20:02 キューチャン (36)

  • キューチャン

    xkazexさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年7月3日 20:02 キューチャン (36)

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