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2020_0103_122007 1000系急行

写真: 2020_0103_122007 1000系急行

写真: 2020_0103_122246 上り快速特急 3002F 写真: 2020_0103_121750 9000系普通

1000系は昭和53年に700系の改造で登場しました。
700系は昭和44年に戦前に作られた1000形1100形1200形1500形60形などの台車や制御装置を再利用し
新しい大型の車体を乗せて作られた電車でした。高度成長期の末期で激増する通勤客に追いつくため
純新造の電車だけでは足りず、準備された電車です。7両編成が6本作られました。
同時期に純新造としては2400系が造られていましたが、旧型の台車には重たい車体が乗せられないため、別設計の軽量化した車体を乗せており2400系とはデザインが異なります。(角ばっています。)
真新しい車体なのに走り出すと旧型電車独特のグワーンという低い吊りかけ駆動音でスタートし、
それでも平気で100キロ越えまで加速し、パコン!という大きな接点の切れる音が聞こえると惰行にうつり、ゴツン、ゴツンという硬くて収まりの悪い振動を床に伝えながら疾走していました。
駅が近づくとこれも旧型電車独特のジャーというブレーキシューの音を鳴り響かせながら減速していました。
電車の増備もひと段落してきた昭和53年に700系のまだ新しい車体を使い、当時最新形式の5000系と同じ台車や制御装置を使って新造扱いで登場したのが1000系です。
改造に当たり、軽量化のため薄い鉄板だった外板の張替えや冷房化などかなりの大改造がされています。
さらにその後リニューアルも行われ徹底的な腐食防止策がとられています。
軽量化の背反として薄い鉄板を使うと、どうしても腐食の影響が出やすくなります。
板が薄いと錆びたらすぐにペコペコ波打ったり穴があいたりしやすい。

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